【ドイツ・ボーデン湖】お花の島、マイナウ島観光
今回は、コンスタンツから日帰りでいけるお花の島、マイナウ島についてです🌷
コンスタンツに2年間の在住中にマイナウ島を4回訪問したことがあります!
その経験からおすすめスポットをご紹介したいと思います。
アクセス
コンスタンツ駅からバスで1本、約20分でいけるお花の島です。
観光地としてかなり有名で、コンスタンツにくる観光客の方はかなりの確率でマイナウに行きます。広告に力をいれているのか、理由はわかりませんが、ドイツ人がこぞって行く場所です。
コンスタンツ駅前から4/13線にのり、マイナウ駅で降ります。
5月くらいからシーズンになるので、週末のこの線のバスの混雑は異常です。
お花が人工的に植えられており、どちらかというとテーマパークのような感じです。
敷地は広く、お城やカフェ、バタフライハウス、小さな動物園のような放牧、子供があそべるアスレチックみたいなものもあります。
季節によって咲くお花がかわるのでいついっても新しい発見があります。しかし、冬はほとんど何も咲いていないので春から秋にかけてがおすすめです。
また、バラ園もあるので、バラの咲いている6月あたりが一番いいかもしれません。4,5月にはチューリップがさいており、その時期もきれいです。
9時~19時
(12歳以下)無料
(学生)オンライン価格15€、当日券17€
(大人)オンライン価格24€、当日券27€
最近(2023年)、当日でも、入り口に機械のチケット販売機が導入され、そこで買えばオンラインと同じ価格で購入が可能になりました。
★公式サイトはこちら
Herzlich willkommen - Insel Mainau
見所
バタフライハウスというのもあり、温室の中にたくさんの蝶がとんでいます。
筆者はあまりその手のものが得意ではないのですが、友人につれられて1度いったことがあるのですが、意外と大丈夫でしたよ🦋
所要時間
マイナウ島を一周するのは早めに歩けば所要時間は1時間くらい、ゆっくりみたら2,3時間くらい過ごせるかと思います。湖に浮かぶ島なため、島の端にいくときれいな景色をみることができます。
歴史
マイナウ島はいまや観光地観光地していますが、歴史のある場所です。
その歴史は紀元前400年までもさかぼり、その時代にすでにケルト人が住んでいたという説があります。しかし、その証拠はいまだ見つかっていません。
マイナウ島はスウェーデン人、ハンガリー人、フランス人、ドイツ人と様々な国の支配下を移ろってきたという歴史があります。17世紀の30年戦争時代にはスウェーデン人が戦争からの逃亡先として使用していました。1945年には、マイナウ島はダッハウ収容所から解放されたフランス囚人の宿泊と保養のために選ばれ、軍病院もたてられていました。島の所有権をもっていた1人であるバーデン大公フリードリッヒ1世は、1853年から1907年に亡くなるまで、宮廷庭師たちとともに、小道、並木道、観賞エリアなど、この島を発展させるための全体的な構想を練り、徐々に実行していきました。島内の公園、樹齢100年から150年の樹木が植えられた樹木園も、フリードリヒ1世の時代に作られたもので、イタリアン・ローズガーデンも、大公の時代にさかのぼります。
今日、マイナウの公園と庭園には年間約120万人が訪れる人気の場所になっています。
食べ物
小腹がすいた方は、お城のほうにカフェがあります。
お城の横からパルムハウスに入るとカフェにアクセスできます。
ほかにも簡単なお店でソーセージが食べれるところなどもいくつかありますよ。
ヨーロッパで心配なお手洗いも各所にあり、結構きれいです。安心!
【現地在住者による】夏のドイツ人気リゾート地・コンスタンツ観光のおすすめ
スイスとの国境にある人口9万人の大学都市。
ドイツ1大きな湖であるボーデン湖に面する都市で、ドイツの夏のリゾート地として知られています。大きな町ではありませんが、住んでいる身としてもいつみてもきれいな町だと思える場所です。夏は観光客がかなり多くバスがかなり混雑するのが難点ではありますが、コンスタンツだけでなく、付近の町にも多くの見所があります。
スイスの国境にあることから、物価の高いスイスからドイツのコンスタンツの町に少しでも安く買おうとよく買い物にきています。(笑)
それでは、現地に住む人の目線でコンスタンツの魅力を書いていこうと思います。
見所
港
駅前には船の乗り場があり、人でにぎわっています。
船に乗ると対岸の島であるMeersburgやFiedrichshafen, Lindauなどなどに行くことができます。観光用の船なので少々値段はお高めです。
景色がきれいなのでここを散歩する人も多いです。
スイスの国境までも歩いて5分ほどで行くことができます。(国境だからといってたいそれたものがあるわけではないですが、日本にいると体験できない国境をまたぐことができます)
クリスマスにはここでクリスマスマーケットが開催されています。
インぺリア像
コンスタンツのシンボルである「娼婦の像」。
コンスタンツ公会議時代に娼婦を公会議に呼んでいた歴史から、皮肉のシンボルとして両手に教皇と皇帝が乗っている像。
教皇も皇帝も娼婦の手玉、ということです。
コンスタンツ公会議跡地
1414~1418年に、コンスタンツでは中世でも最も大規模とされる会議である「コンスタンツ公会議」が開かれ、その跡地です。現在は1階がレストラン、2階がイベントスペースになっています。
https://goo.gl/maps/99ba3QWJdJFVuquw8
詳しくはこちらの記事で。
旧市街
コンスタンツの旧市街は小さいですが、とてもかわいらしいです。
美しい壁画のあるおうちもたくさんあります。
大聖堂
ドイツらしく中はあまりきらびやかではなく、厳かな感じです。
https://goo.gl/maps/wMNReDLte9FgtShm9
プロムナード
コンスタンツに住む人多くの人が一番美しいというプロムナードはSeestr.という場所にあります。ここから駅前のインぺリア像もみることができ、とても景色がいいです。
天気が良い日にはアルプスも見え、泳いでいる人もたくさんいます。
ライン川
コンスタンツにはボーデン湖でけではなく、ライン川もとおっています。ライン川沿いもとても美しく、散歩にはうってつけです。
ライン川沿いに公園があり、よくここでのんびりしている人、読書する人、パーティしている人がいます。夏はこの公園の近くの橋から飛び込む人も多々。
ボーデン湖もライン川も遠浅なので泳ぐのにはうってつけです。
Hörnle
湖でちるったり水浴びをしたりするのにうってつけの場所です。
中心地からは離れているのでバスで向かいます。
アクティビティ
ボート
インぺリア像の近くにボートを借りれる場所があり、ボーデン湖でボートをこぐことができます。
サウナ
ボーデン湖でのサウナはかなり整います。
きれいで広いサウナでプールも併設されています。
ドイツのサウナは男女混浴なので要注意ですが、入ってしまえばなにも気にならないです。
サウナの種類も5種類ほどあり、温度によってわかれているもの、ミストサウナ、パノラマサウナなどがあります。整いスペースも外、室内、とあり、また、軽い食事や飲み物をいただけるカウンターもあります。
レストラン・カフェ
観光客が集まるだけのお店ではなく、地元の人にも人気、かつ筆者自身もいったことがありよかったお店を紹介していこうと思います。旧市街のお店は立地がいいので人でにぎわうお店もありますが、本当にいいお店は外れた場所にあることが多いですよね。
ドイツ料理
Cafe Münsterhof
大聖堂の目の前にあるレストランです。
ランチメニューもあり、味もおいしいです。
Constanzer Wirthaus
ライン川沿いにあるドイツ料理のレストラン。
いつも多くの人でにぎわっています。お店の中の雰囲気がすごくいいです。
テラスにもたくさん席があり、ライン川をながめながら食事をすることができます。
Restaurant Hohenegg
コンスタンツの地ビールRuppanerの工場のあるレストランです。
中心地とわりと離れているのでバスで向かいます。
テラスからはボーデン湖の景色が見えます。
トルコ料理、ケバブ
Defne
地元で人気のトルコ料理のレストラン。
基本的に予約必須です。
Kervan Veggie Imbiss
旧市街にあるベジタリアンケバブのテイクアウトのお店でここも大変人気があります。チーズのケバブや豆腐のケバブなどがあります。
Bodensee Kebaphaus1
こちらも地元の人でにぎわうケバブのお店。イートインもできます。
ほかのお店と味の違いが言えるわけではありませんが、個人的にこのお店がとてもおいしいです。
その他のレストラン
Ikrams(レバノン料理)
とても人気のあるレバノン料理やさん。
Burroburro(メキシコ料理)
ラップやナチョスが食べれるお店。
気軽にたべることができ、かなりおいしいしお手頃(10€程度)に食べれます。
量もかなり多いのでお得です。ラップにはお米が入っていて、ヨーロッパでお米が恋しくなるので、余計においしく思えます。
ハーフサイズもあり、ハーフサイズでも日本人的には十分な量です。
TATSUMI(日本食)
コンスタンツで唯一(私の知る限り)日本人の方が経営されている日本食のレストランです。店内もおしゃれでアットホーム感があり、店主の方も非常に温厚でお優しい方です。
カフェ
Cafe Bloggers
旧市街から少し離れたところにあるカフェ。朝ごはん、ブランチ利用にもおすすめです。ここはごはんがとってもおいしいし内装もとてもかわいいカフェです。
ごはんはアサイーボウルから、ベーグルなど、いろいろあります。あましょっぱい系の食事が多いです。個人的にはダーティチャイがとてもおいしかったです。
Cafe Rosgarten
旧市街にあるケーキやさん。2階は広く、おしゃれな店内です。
パン屋
Eugen Bio
2022年のドイツベスト500カフェにはいったお店(なんだそれって感じではありますが)。
お店のまわりからすごくおいしそうなにおいがしてまさしくにおいにつられて入ってしまいました。ケーキやタルト、パンがあり、どれもかなりおいしいです。少々お値段は張りますが。
バー
Weinstube Pfohl
コンスタンツ最古のワインバー。
中も雰囲気がよく、お店の人もかなりフレンドリーです。
ワインもなみなみ!最後のサービスでリキュールをいただいたりして、サービスもかなりよかったです。
こちらのワインバーは本当にワインしかなく、ビールなどはありませんでした。
Weinstube Niederburg
旧市街少し奥にある地元のお店。
店内もいい雰囲気ですね。
コンスタンツの周りにはほかにもたくさんの観光アクティビティがあります。
そちらは別の記事で紹介していこうと思います。
【Bernina Express】ベルニナ急行の乗り方、見所紹介 ~Chur→Tirano~
「世界の車窓から」のような景色を楽しみたい!
スイスの観光で何をしたらいいかわからない!
パノラマ電車にのってみたい!
という方にスイスのベルニナ急行の乗り方や楽しみ方についてご紹介したいと思います。ベルニナ急行は早めのチケット確保が必要なため、早めにサイトを確認しましょう。
本記事では筆者の経験を書くため、ベルニナ急行はいくつかの経路がありますが、そのうちのスイスChurからイタリアTiranoまでの経路でのご紹介をします。
本経路は約4時間の電車旅になります。
★公式サイトはこちら
注)公式サイトは様々な言語で表示できるようになっていますが、言語によって表示の方法が異なっています。本記事ではドイツ語版でご紹介いたしたします。
チケットの予約
ベルニナ急行にのるには席の予約が必須です。かなり早く埋まってしまうので、1,2か月前には席を予約しましょう。金額は下記のとおりで、シーズンによって値段が変動します。
Saison A: 01.06. - 30.09.2023, CHF 26.00
Saison B: 01.03. - 31.05.2023 / 01.10. - 31.10.2023, CHF 24.00
Saison C: 01.11. - 9.12.2023, CHF 20.00
(2023年7月時点、HPより)
席とは別に電車にのるチケットも必要です。
片道2等車であれば63フランになります。欧州では1等車が特等席で2等車が普通席です。ただし、このサイトで電車チケットをかうのは電車にのる2か月前から購入が可能です。
★タイムスケジュールはこちら
ChurからTiranoは
(1)Chur 8時28分発
Tirano 12時49分着
(2)Chur 13時34分発
Tirano 17時59分着
の2通りがあります。
お得に乗る方法
上記の値段よりも安く、かつお得にいく方法があります。
というのもスイス鉄道のサイトからチケットを購入します。
これでさきほどは63フランもした電車代が31フランで購入できます。
また、いくらか課金すればデイチケットにもでき、スイスのデイチケットはかなり優秀で、スイス全土で使え、どの電車のタイプ(急行、鈍行、リフト含む)にも適用できます。
そのため、お昼過ぎの急行に乗る前にどこかほかの町に寄って行きたい、またはほかの町に泊まっていてChurまでくる場合にはデイチケットを買えば泊まっているところからの電車代もこれ1つでまかなうことができ、デイチケットでベルニナ急行にも乗ることができます。
なので、デイチケットを買い、ベルニナ急行の席だけ予約することが最もお得で、個人的にはおすすめです。
スイスの電車のチケットは早く予約すればするほど安いです。予定がすでに決まっていたら早めに予約するとよりお得です。
席だけを予約したい場合、チケット購入の画面から「席だけ」を選択します。
当日の楽しみ方
Churの町
Churはスイス最古の町の1つです。
駅は比較的大きく、駅を出ると大きな山に圧巻されます。
筆者は時間的制約で町並みをみることはできなかったのですが、時間がある方は旧市街までいってみてはいかがでしょうか。
乗車
中はこんな感じです。パノラマ列車だからかなりきれいな観光用かと思ったのですが、そこまできれいではなかったのであまり期待値をあげすぎないように注意です…。
トイレも少なく、2車両に1つくらいでした。基本的には観光客がのっているものですが、単純にイタリアへの移動で使っている人もいるのかもしれません。
見所の具体的な情報は公式ページにはなく、電車にのるとパンフレットがおかれており、QRコードを読み込むと見所の具体的な説明を読むことができます。
基本的に見所にさしかかってもとまることはなく、停車駅でのみ止まります。停車中は外に出ることができます。出発するときには合図があります。
なので、見所の場所は自分でおさえておく必要があります。途中から説明のアナウンス(ドイツ語・英語)がありましたが、気持ち程度のもので「今どこ?」という感じになります。橋などが見所としていくつかあげられていますが電車に乗っている身としては橋は見えません。
席の関係で右側、左側、になりますが、どちらに座るかによってもどの景色を間近で見れるかに影響します。どちらかのがいい、ということはないとは思いますが、筆者は進行方向右側に座っており、右側は後半多くの見所を近くから見れました。
4時間以上もあるので、結構寝ちゃう人もいました。窓のひろい電車の長旅、という感じで説明してくれる人もいませんので説明を自分で読み込んでどこは見るべきなのかをちゃんと把握しておくことが大事です。
サービス
電車旅のうち、1回だけ機内サービスのような飲み物ワゴンが通ってくれます。
そこでコーヒーやお酒などが購入可能です。
⇩サービスでカンカンにはいったチョコとハーブティーが無料で提供されました。
個人的ハイライト
今回は以上になります。
ご参考になれば幸いです!
【ドイツでもできる!】医療脱毛いってみた
ドイツに来てから日本でやっておけばよかった!と激しく後悔したのが医療脱毛。
欧米だと基本的にブラジリアンワックスで痛そう…。と思っていて、日本でやっとけばよかったな…。としばらく思っていました。
ドイツ人に限らず多くのヨーロッパ人はアジアほど脱毛に興味を持っておらず、大学や電車でみていても白人の方は特に毛の色も薄いので処理せずそのままはやしっぱの人が多いです。(脇は剃っている人が多い印象ですが、腕や脚は手付かず。逆にサウナにいくとVIOはみなさん基本的に処理されている。ブラジリアンワックスが主流。)
私が住んでいるのはコンスタンツというドイツとスイスの国境にある街なのですが、よくよく検索してみると意外とドイツにもたくさん医療脱毛できるところが最近ではできているようです。なんと朗報!
大学院生時代に2年間、コンスタンツにある医療脱毛のDermodeというところに通いました。
Laser Haarentfernung Konstanz - Laserpraxis Dermonde Konstanz (laser-haarentfernung-konstanz.de)
もし自分の住んでいる場所にあるかどうか知りたい場合には
「Laser Haarenentfernung + 町の名前」で調べると出てくるはずです。
私の通っていたところは脇(Achsel)は無料で、初回は脇+カウンセリングにいきましたが、最初は色々とびっくり。
日本でもミュゼに通っていた時期があったのであのような感じを想像していたのだけど、日本が極端にいいのか、日本ほどのおもてなしややさしさというものは基本的にはなく。日本のように着替える場所とかそういうのはなくて、その場でやるところを出してください、という病院形式。ばちばちと焼かれた後、クリームを塗られることも冷やされることもなく、お会計してさよなら。冷やすのがなかったのはここで使われている機械がそもそも冷風が同時にでてくるものだからなのかもしれません。
無理やりな売り込みとかがないのはいいですね。家で自分で冷やしてクリームを塗りました。
最初はなんだ冷たいサービスだな、と思ったのですが、施術してくれる人にもよります。なんだかんだ医療脱毛はかなり効果があるとわかり、2年間ずっと通っていました。日本のようにパッケージというものは基本的になく、部分を指定して(例えば今日は腕、脚をやりたい)アポをとる、または全身、というのもあります。
VIOのコースもありますが、ちょっと怖くてできず。
ドイツの脱毛サロンではビキニゾーンというコースもあり、ビキニゾーンはVラインをやってもらえます。
この通っていたサロンでは同じ部位で6回目以降は半額になるので、のちのち結構お得な気がしました。
日本に比べてもアポイントをとりやすいと思います。
【4年の長い歴史的公会議】コンスタンツの歴史①
コンスタンツに住んでいて、全然知らなかったこの街の歴史について、以前、ドイツ人の知人に教えてもらい結構興味深かったので自分でもネットでみつつ、歴史素人なりに補足しつつまとめてみます。
旅行したら「なんかおいしいものでもたべたい!」とかばっかおもっちゃってすみません!!!!
「コンスタンツ公会議」と「インペリア像」(後半)の2点について書いていきますが、歴史はあまり得意ではないのでかなりはしょった説明になっているかもしれないですがご容赦ください。
コンスタンツ公会議
コンスタンツに降り立つと、駅の近くにこのような建物があります。
1階はレストランなのですが、実はこの建物はとても歴史的な意味があります。
1414~1418年(日本だと室町時代。勘合貿易が始まったころくらいですね)に、コンスタンツでは中世でも最も大規模とされる会議である「コンスタンツ公会議」が開かれました。
4年も会議してたんかい、長いな…。
公会議とは、ローマ皇帝(第8回からは教皇)が主催し、全教区の枢機卿、司教、神学者など(支配層のえらい人たち)を集めて、教会の教義や規則などの重要事項について議論する最高会議のことをいい、コンスタンツ公会議はローマ=カトリック教会公認のもの21回の中の第16回目にあたります。
当時、ローマ帝国では教皇の権威が失墜しており、まさかの教皇が3人もいる、というような状態でした(普段は1人なのが戦争とか権力闘争などで分裂していた)。
この状況を解決しよう、と神聖ローマ皇帝ジギスムント・フォン・ルクセンブルクはコンスタンツ公会議を提唱しました。
ここでポイントなのは提唱したのが「皇帝」。皇帝は政治のトップで教皇は宗教のトップ。中世の歴史では、皇帝のがえらいのか、教皇のがえらいのか、という争いがよくありました。
ですので、皇帝はここぞというときに公会議を提唱し、この会議で皇帝の権力をあげることをもくろんでいました。
(教会内でごたごたやってますけど皇帝がきたら解決するんだぜ、というアピールをしたかった)
教会側からすると、教皇権力の分裂を終わらせて一体化を回復し、同時に教会改革・農民の反体制運動を抑えつけることが目的とされました。
コンスタンツ公会議の議題
- 教会分裂を収拾する
- 教会の改革(いわゆる頭と肢体の改革)を行う
- 教会内の異端を一掃する
以上の3つが議題でした。
-
教会分裂を収拾する
現職の3人の教皇は退位させられ、新たな教皇がたてられることになりました。
もちろん現職の3人は自分が退位するなんて嫌なので逃げたりなんなりしたので すが、結局とらえられたりしてやむなく職を失います。そうして公会議は新教皇としてマ ルティヌス5世を選出します。
2.教会の改革を行う
3.教会内の異端を一掃する
当時、ヤン・フスというチェコ出身の免罪符反対などして教会に目をつけられていた宗教思想家のフスが火あぶりの処刑にかされることになりました。
当時のコンスタンツの人口
当時、コンスタンツは6000人の人口しかいませんでした。
えらい少ないですね。
なのにもかかわらず、コンスタンツ公会議の参加者は10倍以上多い7万2000人だったんですね、これは大変。
しかしコンスタンツ公会議を機会としてそれ以降人口が増えていったそう。
公会議場の今
公会議で使われた場所はコンスタンツ中央駅からすぐのところにあり、現在はレストランの上にあり、イベント開催ホールとして使用されています。
【地獄 ?1日に200件の応募】ドイツの家探し
ドイツで家を探すのは大変!というような記事をよく見た。
学生時代に留学していた時は大学の斡旋で寮もなんなくもらえたので「そんなのベルリンくらいだけだろ~~」なんて顔していたらやられてしまいました。
とても田舎な学生街を除けば、大学のある街はどこも住居不足。
部屋を得るのは本当にみんな必死で取り合いです。早い者勝ちです。
実際に使ったサイト等
〇大学のサイト
大学のサイトでは寮や、寮以外でも大学と提携しているような会社が提供している学生寮など、たくさんの情報が得られるのでまずはここからしらみつぶしにみましょう。
〇不動産
安全面でいえば、上記の大学の紹介物件と不動産紹介物件が圧倒的に良いと思います。
「〇〇(街の名前), makler, wohnung mieten」などと検索するとよいです。
〇家探しサイト(基本的に仲介なしの個人間での契約。不動産物件もあり)
代表的なものでいえば、
immowelt :▷ Immobilien - Häuser - Wohnungen - finden bei immowelt.de
immonet: Immobilien, Wohnungen und Häuser bei Immonet.de
immo24 :Immobilien, Wohnungen, Häuser und Gewerbe – ImmoScout24 (immobilienscout24.de)
私は3週間ほぼ毎日家探しをしてようやく契約をすることができました。
泣いた日々もあり…住む場所が決まらないって本当にメンタルにきますね。
大学からの合格通知を遅く受け取ったというのと、日本にその時いたので
「まあ日本にいたら内見もできないしドイツいってから探すか」という思いで
7月末までなにもせず、渡独した8月の頭から探し始めました。
探していて思ったのは、
「ん?結構家具なしの家が多いな…」
家具付きの家もありますが、家具なしのほうが圧倒的に多いです。
私は2年だけ住む予定だったので、家具付きで探していましたが、結局家具付き、というとだいたい寮なので寮でもいいか、なんて思っていたのですが、どの大学に問い合わせても(まだどの大学にいくか絞れてなかったので)基本的に「もう空いてる部屋はありません」です。
場所にもよりますが寮のほとんどがWG(シェアハウス)だったり、はたまためちゃくちゃ古い部屋しかない、なんてこともあります。
合格通知もらってまっさきにもうみんな応募し始めているんだと思います。
(多くの大学ではそもそもアプライの時点で寮にも応募しますか、という選択肢があるらしい。私は見ていなかった…。)
まあそんな私みたいな人のための記事だとおもって!
まず、どういう家にすみたいのか方向性を決める。
例:シェアハウス、一人部屋、庭付き、家具付き、などなど…。
+家賃の相場を決める。ことが大事です。
(Warmmiete(電気水道代こみの家賃)で600ユーロ、など)
もうそうしたらとにかく検索エンジンにかけまくるしかありません。
コンタクトをして返事が遅くてもそれはもうドイツノーマルなので気にしないでください。電話をした方が早い場合もあるので2日くらいしても返事が来ない場合には電話したほうがよいかも。
小話
サイトからある家に応募したところ、こんなメッセージがきました。
応募した物件のオーナーからメッセを送って1日後に「ごめん、通知の設定をしていなかったよ」と返事がきたのですが、物件自体がもう「売れきれ」となっていたのでもう予約されてしまったのか聞いたところ、
「すでに100件のメッセージに加えて100件の電話があってもうこれ以上無理だから物件の広告は売れきれってことにしたんだ」
ほ、ほ、、、200件、、1日で、、、?
これでどれだけ家競争がすごいのかってわかりますよね…。
わたしは結局運よく不動産紹介の物件にもぐりこむことができ、
また不動産の方もとてもやさしく対応してくれまして、家をゲットすることができました。
そこのオーナーさんとも話をしたのですが、
「最初は私も仲介なしに自分で家を紹介しようと思っていたけど、メッセージの量が異常でこれじゃあもうどうにもできない、ってなって不動産に頼んだのよね」
と言ってました。
【日本からドイツの大学に出願!】意外と大変なコピー認証、郵送作業、Uni-assist
ドイツ大学アプライ
日本でドイツの大学(院)にアプライ(応募)した際の備忘録。
大学のアプライってめんどくさい!よくわからない!そうなんです。
最初意味不明すぎて発狂しそうでした。
結構大変です。泣
アプライは基本的に以下の要領。
(1)どの大学、学部に応募するのか
まずは、どの大学のどの学部を受けようかを当たり前なのですが、決める必要があります。ドイツの大学は日本みたいに大学の偏差値の差が著しくあるものではなく、「ここの大学は偏差値が高いからここに行くんだ!」と言って決める人はほとんどいないです。ドイツ人の友人によるとどちらかというと「この大学のこの学部は有名だ」というように学部から大学を決めるパターンが多いそうです。
後は基本的に街の好みです。大都市に住みたいのか、それとも自然の多い場所で静かに勉強したいのか。南ドイツがいいのか、それとも首都ベルリンがいいのか、など。
交通のアクセスも大事ですね。
(2)アプライ期間・提出書類のチェック
志望する大学を決定したら大学のHPをチェックし、アプライ期間と提出書類の確認を事前にしておくとスムーズです。
冬学期から入学を希望する場合、ほとんどの大学は5月にアプライを開始します。
中には3月、4月から始まるところもあるので要注意。
アプライには後述するコピー認証および郵送が必要なため、ドイツ外にいてアプライをする場合には早い段階で処理する必要があります。
HPには必要書類も記載されているので、そちらもチェックしましょう。
大体の場合には、以下の5つのものが必要になります。
①高校の卒業証明書
②高校の成績証明書
③大学の卒業証明書
④大学の成績証明書
⑤ドイツ語能力の証明書
もちろん、英語またはドイツ語のものが必要です。
+αでパスポートのコピー、履歴書、志望動機、大学教授の推薦書(稀)、経済能力証明書(稀)など。
(3)大使館に認証コピーを取りに行こう
アプライ期間が始まりました、と仮定します。
アプライには2種類あります。
①大学のHPから直接応募、②Uni-assist経由
①の場合には、大学のHPから案内されるサイトに登録し、そこから必要情報の登録や書類をアップロードします。
②は、大学が入学受付作業を外部に委託している場合です。
uni-assistというベルリンにある委託業者が応募処理をしており、こちらのページから応募する必要があります。
Uni Assist e.V. Online Portal (uni-assist.de)
※uni-assistで応募するとめちゃくちゃ手数料がかかります。1つの学部に応募するのにだいたい1万円(70ユーロ)。2つ目の応募からは1学部につき4000円程度(30ユーロ)。
①②どちらにも共通しますが、アプライに必要な書類には、日本にいる場合、基本的に在日ドイツ大使館による認証が必要です。
各大学のHP・必要書類のページに詳しく書かれていますが、例えば大学の卒業証明書で「beglaubige Kopie」というのは認証が必要なもので、単純に大学の卒業証明書をコピー機でコピーしたものでは受け付けてもらえなく、大使館にいって「これは本物ですね、原本と同じものですね」という証明であるスタンプが必要です。
「え、でも大学の卒業証明書なんて申請すれば好きなだけもらえるし原本を出せばいいんじゃない?」
残念ながら原本はダメなんです。ドイツでは原本ではなく、重要な書類には認証が必要のようで、たぶん、原本を出してこられてもこれは原本ということはどうやって証明できるのか、ということなんでしょう。
なので、大使館のお墨付きが必要なんですね。
コピー認証の手続きには大使館に行く必要があるので、まず、大使館のHPからアポを取ります。
※すぐに埋まってしまうので余裕をもって早めのタイミングで予約しましょう。
1か月後まで埋まってるなんてこともよくあります。
大使館HPに記載されているように、大学のアプライにコピー認証が必要な場合、願書を持ち込めば手数料は無料になります。
書類が複数ある場合は、まとめてホッチキス止めにされ、一番後ろのページにハンコが押されます。
コピー認証に必要な願書とは?
ドイツ語でAntragまたはBewerbungsformularです。
上述の①大学のHPから直接応募する場合には、HPにサインインすると、bewerben→応募する学部を選択すると様々な質問事項があり、それにこたえていくと最後にAntragが完成し、データを保存することができるのでそれを印刷して持っていけばOK。
②のuni-assist経由の場合には、書類のデータをページ上に登録し(この時点で認証はついていないものでいい)、支払いを済ませると願書が手に入ります。結局郵送もしなくてはならないので、認証のついたものは郵送する書類のみでOK。
<雑談>
私は大学時代にエアランゲン(南ドイツ)に1年間留学をしており、かなり好印象だったため、南ドイツを中心に志望し、今回、以下の大学院に応募しました(理由はわりとテキトウ、当初の志望順、結果は矢印より右)。
①パッサウ(街きれい)→LLM・不合格、欧州学・合格
②コンスタンツ(先輩のおすすめ)→欧州学・合格
③オスナブリュック(ニーダーザクセン州・先生のおすすめ)→欧州学・合格
⑥アウクスブルク(なんとなく)→欧州学・合格
大学ではGermanistik(ドイツ学)を専攻していましたが、今回は様々な事情でPolitikwissenschaft(政治学)、Europa Studies(欧州学)、LLM(法学)で申し込んでいます。
とはいえ、大学院の場合、基本的には継続的な学問が想定されており、受験資格にも大学で専攻していること、となっているのがほとんどです。
最初に不合格が続いていたので「うわ~~もうだめだ~~」と思っていたのですが、そのあと合格が続いたので安心しました。。。だいたい、大学の応募がスタートしてから応募をしたとすると、通常1か月半後くらいには結果が届きます。大学の担当者によると応募締め切りの2週間後までにはだいたい結果がくるそうです。
(4)郵送
コピー認証をゲットできたらドイツの大学、またはuni-assistの事務所に郵送します。
これはもう単純に郵便局に持ち込めばOK。
基本的に書類なので軽く、多額のお金は不要です。追跡可能にしましょう。
だいたい1セット1000円くらいかかります。
わたしは普通郵送?みたいなのにして、エクスプレスにはしなかったのですが、だいたい大学側に届くまで、2週間くらいかかりました。
あとは合格通知を待つのみですね。